YouTubeで名作の復活を

みなさん、こんにちは
 
餡の多めの鯛焼きblogの餡(閑話)へ
ようこそ。

矢嶋ストーリーのお知らせ(:皮)の合間に
登場する、この餡。

1本目は、放っておくと世の中から
忘れられ、消え去っていきそうな
映画やテレビ番組の数々。
あの名作を救おうじゃないか!

という話を書きます。

コンテンツは以下の通り。
YouTubeに期待しています。

それではまず、
意外に思うかもしれませんが、
よく考えてみると…な話から。

名作でも、忘れられる

誰が見ても素晴らしい!と感じる作品。
すごいなぁ〜になっちゃう作品。

それが名作です。

名作の証、いろいろあります。

映画ならアカデミー賞。
ドラマならグラミー賞。

名作の予感もいっぱい。

〇〇監督作品、脚本〇〇、主演〇〇。

「だから絶対、見逃せない!」
になるんですが、時は流れ。

話題の作品、観たい作品が
目白押しになると、🎞️ 🎞️ 🎞️ 🎞️ 🎞️ 🎞️

どんな名作でも
忘れられてしまいます。

古臭いとか、時代遅れとかが
理由じゃなくて、

次第に話題に上らなくなる
→知らない人が増えていく 
→知らないから検索できない
→検索できないから気づかない

というネット社会特有の
「知らないことは検索不能」に
巻き込まれて、

知っている人が絶滅危惧種🦕に
なってしまうのです。

だったら、そのサイクルを
止めればいい!と思うでしょ。

ではお聞きします。
誰が止めに入りますか?

有効な方法は、
テレビでの紹介ですが、
そんな機会はまずありません。

今のテレビ局は、
名作の再放送を嫌います。

その名作が、制作した番組以上に
視聴率を取ることは基本的に不愉快ですし、

名作と評判となった作品を、ライバルたち、
たとえば動画配信サービス(VODSとも、
Amazonプライムビデオ、Hulu、Netflix等)が
ラインナップに加え、視聴を伸ばしたら
元も子もありません。

ですから触れない。

それでは動画配信サービス(VODS)が
名作を積極的に紹介すれば…
と思うかもしれませんが、
彼らにも観てほしい番組
(=利用料を集められる作品)があって、
どうしても、そちらを優先します。

確認のため、VODS各社の番組表を
ご覧ください。⤵️

Amazonプライムビデオ(外国映画) →🔗
Hulu(洋画) →🔗
Netflix(映画) →🔗

名作にたどり着くの、
難しそうです。

でもインターネットがあるじゃない!
若い世代ほどテレビを観ないから、
SNSやウェブサイトで紹介したら…。

そう思うかもしれませんが、
事態はそれほど単純じゃありません。

ここで再び「存在を知らない」問題が
頭をもたげます。

名作をどうやって検索させる?

これが、実に難しい。
「映画 名作 アカデミー賞」でググった場合を
想像すれば、すぐに判ります。

たとえば、この検索語で
『ゴッドファーザー』に
何人の人が辿り着くことができるでしょう?

ハッキリいって無理。
SEO(ネット検索時の表示上位を狙うテク)の
凄まじさは、みなさん、ご存知の通りです。

ですから、名作、危ういのです。

なんでもググれる時代ですが、
存在を知らなければ、
ネット検索って、できません。

名作たちは今、
とても深刻な状況に置かれているのです。

おいしいところを見せるしかない!

ですから、これは、もう、

名作の…とびきり魅力的なシーンを1か所だけ、
チラ見していただくしかないのでは!

『ダーティー・ハリー』なら…

『天使にラブソングを』なら…

そうすれば、前後を観たくなります。
名作なんですから。

このキッカケを作れるのが
YouTubeだと思うんです。

世界中の、幅広い世代が
利用しているYouTube。

そのYouTubeで検索すると
名作の凄いシーンの動画が次々と現れる。
クリックしてみる。シーンを知る。
わずか15秒だけど、心が動く。
「今度、観てみようかな」と
気になった動画を[+保存]する。
名作の記憶が静かに広がっていく。

そしていつの日か、

『素晴らしき哉、人生!』It’s a Wonderful Life や
(1946年の作品、フランク・キャプラ監督の実力爆発)

『かくも長き不在』Une aussi longue absence
(1961年の作品、かくも素晴らしき演技を見れます)

のような白黒映画を10代や20代の人が
観るようになったら…。

もちろん、今でも、
映画の予告編 trailer は YouTube に
数多くアップされています。

名作の予告編もたくさん。
でも、当時の予告編だと
観る気があまりしないのです。

当時のノリが通じないところもあるし、
知らない俳優(有名でも見る人は初めて)の
名前を連呼されても困るし。

当時は当時。今は今。

ですから、今の感覚で、
名作の…とびきり魅力的なシーンを
そのまま観せる。

そんな仕掛けが欲しいのです。
(引っ掛かりたい!)

そこで問題になるが、知的財産権の保護。

知的財産権の保護は、とても大切です。
海賊版、違法アップロード、ダメです。

でも、権利の保護ばかりに目を向けて、
作品の情報を発信しないでいると、
名作であっても、世の中から忘れ去られる。

それは、もったいない気がします。

知的財産権の持ち主のみなさん、
その辺のこと、お考えください。

と、ここまで映画の話をしてきましたが、
テレビ番組にも名作はいっぱい。
なので、テレビ番組の話をします。

桑田佳祐さんにも、お伝えしたい

昔、フジテレビ系で放送した
『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』
という番組をご存知ですか?

桑田佳祐さん(サザンオールスターズ)の
音楽に対する姿勢を
センスとともに伝えてくれる名番組でした。

ところが、この番組の動画が
YouTubeで見れない。

原因はおそらく、
先ほど触れた知的財産権の保護。

サザンオールスターズ関連の作品は、
知的財産権の保護がしっかりし過ぎていて、
YouTube では、魅力の片りんを
感じることさえ出来ません。

番組のDVDもあるんだから。
オイシイところ、チラリで
桑田さんの想い、広がるし、
次代に継がれていく
と思うんですけど、
それができない。

『音楽寅さん』の何回目だったか、
ゲストに沢口靖子さんが来て、
鎌倉の寺の境内で、桑田さんが
 ♪夕陽に別れを告げて 
を生ギターで歌う回があったんですが…

あれなんか、最高。
みんなに聴いて欲しいなぁ。

(権利関係、複雑そうだけど)
(DVDには収録されているかなぁ)
(そういう話からDVD売れてもいいよなぁ)

と思ったりしています。

(空耳アワーがなかったら、レインボーや
 スコーピオンズのあの曲も、とっくの昔に
 忘れ去られていただろうな)

とも思います。

ということで、

名作って、理屈じゃない

ストレートに、人の心に響きます。
時代を超えて、いつでも、誰にでも。

時代も、名作を待ち望んでいるはずです。

YouTube や Instagram を通じて、
世界中の人のセンスが向上した事実に
いま一度、目を向けてください。

これからは、名作の時代なのです。


名作たちよ、生き延びて!
望まれているんだから!

そんな願いを
イラストにしてみました。

        矢嶋 剛

ブログ・矢嶋ストーリーnewsの「YouTube で 名作を復活させよう)」という記事のOGP画像です。 この記事では、素晴らしい映画やテレビ番組の人気を復活させよう!という提案をしています。 ですからOGP画像もストレートなイラストに。イラスト中央上部に、ひび割れたけど ライトグリーンに輝く「名作復活」の文字が掲げられています。それを下から眺める 3体の人のような、キノコのようなフォルム。人の関心を表しています。矢嶋剛・画。