『ターミネーター』 1984年公開。
『ターミネーター2』 1991年公開。
どちらも面白かった。
ターミネーターの圧倒的な力。
(誰も止められない。警察署も襲撃)
印象的なオープニング・シーン。
(風が吹いて、閃光、裸で登場)
でもちょっと違和感。
1から2へのつなぎ。
T2(:ターミネーター2)の始まりで、
サラ・コナー(:リンダ・ハミルトンさん
が演じる主人公)は精神異常者として
アメリカの病院に閉じ込められています。
おかしい…。
いきなり過ぎる。
1作目のラストシーンを観てください。
サラはジョンを身籠っています。
銃を持ち、シェパード2匹を連れています。
明らかにターミネーターの来襲を
警戒しているのです。
サラはメヒコ(英語だとメキシコ)へ。
身を隠して、生き残るつもりです。
“He says there’s a storm coming in.”
(ガソリンスタンドのオジサン)
“I know.”
(サラ:リンダ・ハミルトン)
この最後の会話を残して、
サラは姿を消すのです。
その後、サラは…
この部分についてシリーズは沈黙します。
2作目T2は先ほど書いた通り。
3作目(2003年公開)では
サラ自身をスクリーンから消し去ります。
「忘れてね」と言わんばかりに。
ところが、2019年 ⚡
『ターミネーター:ニューフェイト』
(原題 Terminator: Dark Fate )
が公開されます。
そこには年老いたサラの姿が…
(リンダ・ハミルトンさん復活)
物語は次のように始まります。
1998年、場所はグラダナ。
ターミネーターにジョンは殺されます。👇
1986年にジョンは生まれ
12歳まで中南米に身を隠し…
この流れ、
第1作と完全につながります。
この『ニューフェイト』こそ、
真のT2だったのです。
それにしても 長かった ⌛
完結するまで、36年かかりました。

大ヒットしたら、引っ張る、引っ張る。
STAR WARSには負けますが、
それにしても長い。長すぎる。
ハリウッドって、映画ビジネスって
凄いところです。
【追記】
『ニューフェイト』では
マッケンジー・デイヴィス Mackenzie Davis さんの
存在感がよかったです。こんな人。
長身で、腕が太く長い女性。
日本映画に見られないキャスティング、
そして大きな演技。イイ感じです。
もう一つ、この映画が伝えてくれる
社会へのメッセージについては
別の機会に書くことにします。