なんか ウディ・アレンさんの……
映画みたいな投稿タイトルですが 🤣
上野の国立西洋美術館で開催されている
ル・コルビュジェ展に行ってきました。
(ル・コルビュジェ=下の写真の人)
![国立西洋美術館で2019年2月19日から同年5月19日まで開催されている「ル・コルビュジェ展」のフライヤーより。一部をカット。](https://yajimasu.yajima-story.tokyo/wp-content/uploads/2019/04/8611f4038fc38114332bd13ce72e5c37-1024x768.jpg)
20世紀建築の巨匠、ル・コルビュジェの
絵を眺めようという企画展です。
で眺めてみると…
下手くそなんです。 🤣
刷毛でペンキを伸ばしたようなタッチ。
単色の油絵具がベタベタと
塗り付けてある感じ。
そのせいで
キャンバスがべニア板に見えるほど。
(≒油彩画なのに…イラレっぽい)
デッサンも、構図も駄目。
絵から、見事に何も感じない。
それでも、なぜ、展示するのか?
観始めてから1時間ほど経った時、
ようやく分かりました。
この下手な絵と、彼の斬新な設計
(アトリエ、邸宅、集合住宅など)が
どうつながるか?を考えよ!
と企画者は投げ掛けているのだと。
(このクイズ代が入場料という訳)
で、わたしの答えですが、
彼は、絵を描きながら、
自分が「いいなぁ~」と想える
空間イメージを探していたんだと
想像しました。
たとえば、
大きく平らな壁から球形が
浮き出てきたらWOW!
とか、
頭の上に落ちてきそうな
低い天井(垂壁風)を奥からドーン!
とか。
絵の中に、そんなイメージの断片が
何回も何回も登場します!
![ブログ・矢嶋ストーリーnewsの「ル・コルビュジェ の 継続は力」という記事のOGP画像です。 この記事は、上野の国立西洋美術館で開催された『ル・コルビュジェ展』の 感想記です。彼、近代建築の巨匠ですが、絵は下手くそです。 でも空間に対するセンスは抜群。インスピレーションを感じます。 観終わった直後に、ベンチで描いた<わたし>の心象をこのOGP画像に 使います。彼は、こんなイメージを繰り返し描いていました。矢嶋剛・画。](https://yajimasu.yajima-story.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/db629fc3686b656adaa0bb9efbae9f99-1024x538.jpg)
こんなイメージが何回も登場します。
そんな印象の残像を
会場の隅々に見出すのもの、
今回の隠れた楽しみかもしれません。
なぜって、
会場の国立西洋美術館は
ル・コルビュジェの設計ですから。
以下は、余計な注意書き!
注1)美術展だと思わないで。
彼の絵は、イメージの練習帖。
それを観て、怒っちゃダメダメ。
注2)絵を描くって
お気に入りの空間をイメージするのに
有効な方法! を確認できます。
注3)描き続けるって大切!
下手でも気にしないで、続けましょう。
わたしも続けます!