お盆。Obon。
以前ほど、意識しなくなったけど、
実はステキな習慣。
なぜって、
亡くなった家族(動物たちも)が
家にやって来るんです。
それって、すごく幸せ。
なので、お盆の楽しみ方を紹介します。
こんな時間です 😊
見えないけれど、みんな、傍にいて
お盆の入りから明けまでの
数日間を家で一緒に過ごします。
せっかくだから、ご馳走を!
お祖父ちゃんの大好きだった焼き鳥とか、
先代ワンコの大好物だった卵焼きとか、
食卓に並べて、ワイワイ食べる。
いいと思いませんか!
そんな日本のハッピータイム、
どうすれば始められる?を
解説しますね。(わたしんち version )
お盆の始まり 🙌
お盆は迎え火で始まります。
炮烙(ほうろく)という土器の皿の上で
苧殼(おがら:皮を剥いだ麻)を燃やします。

苧殼を燃やす場所は、
家の玄関の前。
煙を天に向かって放ち、
「お帰りはこちら!」を家族に知らせます。
この方法の利点。
迎える側が引っ越しても迷わない。
(おぉ、賢い!)
でも1つ弱点。
陽が落ちて暗くなると
煙が見えにくくなります。
日没前に、苧殻を燃やしてくださいね。
到着後は? 🥰
煙が天に昇り、苧殻が終え尽きる頃、
家族は到着。
着いたら、一休みしてもらいます。
家族を乗せ、運んでくれた牛さんと馬さんは
敷いておいた真菰(まこも:小さなござ)に
ご案内します。
牛さんは、茄子で作った牛(茄子牛)のところ、
馬さんは、胡瓜で作った馬(胡瓜馬)のところへ。
🐮→🍆 🥒←🐴
案内したら、彼らに食事を!
茹でた素麺を1すべ、茄子牛と胡瓜馬の
背中に垂れかけてください。
これが牛さんと馬さんの夕飯になります。
家族には、ふつうに
夕飯のテーブルに座ってもらいます。
みんな、お腹ペコペコなので、
さっそく夕飯。ということは…
迎え火を焚く前に、夕食の準備は
終えておかなくちゃ。
(茄子牛、胡瓜馬、素麺も…)
ここが一番大変。ですが、
助け合って乗り越えましょう。
あとは、のんびり過ごします。🥂🛀
家族が帰路につく迄(だいたい4日後)
一緒の時間をお楽しみください。
お見送りは? 🙋♂️🙋♀️
迎え火と同じ様に、送り火を焚きます。
迎え火で使った炮烙を再び取り出し、
日没前に苧殼を燃やします。
今度の煙は、迷わず天に帰れる用。
立ち昇る煙を頼りに、
家族は天へ帰ります。
来た時と同じように、
馬さんと牛さんに乗って。
ですから、煙を見ながら
「気をつけて帰ってね」
「来年もまた来てね」
と思って、お盆終了です。
そうそう、
苧殼は迎えと送りの2回使うので、
半分ずつ使ってくださいね。
あと、送り火を焚く前に、
牛さんと馬さんにもう一度、
素麺を1すべ差し上げてください。
腹ごしらえして出発してもらうのです。
それでは、お盆、お楽しみください。