みなさん、こんにちは
今日は、電子書籍の制作話を書きます。
電子書籍を作っています。
作るから気づいたのかもしれませんが、
縦書きのリフロー型(:画面に合わせて行が
伸縮するタイプ)の電子書籍って、
ひどく読みづらいのです。
そこで、行長が伸縮しない、
文庫本そのままの電子書籍を
作りました。
縦書き・固定レイアウトの
EPUBファイルならできます。
テキストの自動読み上げもOK。
なので、さっそく制作。
読みやすいので、
marketing 1coin series に
この文庫本版を適用。
Apple Booksで配信㊗️🎉😸。
そんな話をご案内します。
コンテンツは以下の通り。
「縦書きの電子書籍、読みづらい😡」の
解決につながれば、嬉しいです。
ではさっそく。
「縦書きの電子書籍って読みづらい!」
から話を始めます。
電子書籍は読みづらい
デジタル縄文人のくせに
電子書籍を作っている、わたし。
(理由はこちらに🔗)
作るから分かるのかもしれませんが
紙の本と比較すると、
電子書籍って、読みづらい。
とくに縦書きがひどい。
画面の大きさに応じて、
行の文字数が自動的に増減する
(=行の長さが自動的に伸縮する)
リフロー型の電子書籍を
数冊読んで、痛感しました。
具体的に言うと、
文庫本なら快適な行の長さを
新書の長さに伸ばされて読む。
苦痛です。
どうなるか、というと…
目で文字を追うのが大変。😩
読むテンポが遅くなる。🐢
疲れてくる。😵💫
嫌になって、読むのを止める。⛔️
な悪循環に陥ります。
「だったら、横書きで読めば!」
という意見もあるでしょうが、
日本語は、横書きよりも
縦書きのほうが
圧倒的に読みやすいのです。
ですから、紙の本の多くは
縦書きなんです。
その縦書きが
電子書籍の技術仕様のせいで
読みづらくなり、
読まれなくなる📉なんて!
世の中としても
マーケティング(お客様😊)的にも
許せない!
なんとかしなければ!と
思っていました。
固定レイアウトという手があった
どうしたら、
文庫本の読みやすさを
電子書籍で実現できるだろう?
悩み始めた当時、
ほぼ文章の電子書籍はリフロー型
(既述。画面に応じて行の文字数が伸縮)が
ふつうで、
「テキスト主体の電子書籍を出すなら
リフローで我慢しなさい」が常識でした。
我慢?
したくないから悩んでるのに!
と🤬だったのですが、ある日、
・行の文字数を固定したいなら、
EPUB3.0(文書ファイルの標準仕様)に
固定レイアウトという技術仕様があるよ!
・固定レイアウトは横書きもあるけど、
縦書きも選べるよ!
・EPUBファイルで電子書籍を作れるよ!
という話を聞いたのです。
EPUB3.0のファイルは
AdobeのInDesignという編集ソフトで
作成できます。
そこで一念発起。
文庫本のデザインを徹底研究し、
AdobeのIllustratorで
理想的なページ・バランスを組み、
InDesignで本を作り込み、
EPUBファイルとして書き出して…
(☝🏾 なんのことやら
意味不明だと思いますが、
悪戦苦闘してガンバッタ!
ことだけはご記憶ください)
どうにか、こうにか、
矢嶋ストーリーが理想とする
文庫本仕様の電子書籍が
完成しました!😆🎉
「どんな風に?」
こうなりました。
👇🏾👇🏾👇🏾👇🏾👇🏾
鯛焼き印の文庫本、出来!
このページ。文庫本仕様の電子書籍・第1弾
『パンで街を幸せに』の最初のページです。
文庫本のように、読みやすいでしょ。
そして、この文字のバランスが
崩れないんです。
行が勝手に伸びたり縮んだり
しないんです。
2行目の最後の「たとえば、」は
パソコンで読んでも、
タブレットでも、スマホでも、
2行目の最後にいます。
行の伸び縮みがないので、
行の位置も動きません。
紙の文庫本、そのまま。
この快適!
さすが、固定レイアウト!
そして注目。
細部も文庫本になっています。
ページ上には柱(ページ上のテキスト)。
そしてページに、
本物の紙のような色を
付けました。
電子機器🖥️📱の画面特有の
反射し、目疲れする強い光。
あの😩を軽減しました。
縦書きの、
文庫本そのままの
電子書籍。
実現できて、よかったです。
🥹
縦書き・固定レイアウトには、
他にも優れた点があります。
テキストボックスや画像を
好きな位置に貼り付けられます。
そして、その位置は
ページをめくってもズレません。
ですから、こんなページも
制作可能です。
なんかステキでしょ!。
そこで、このデザインを、
marketing 1coin series 文庫本仕様の
本の中扉(表紙の次に出くるページ)に
入れることにしました。
題して、
「鯛焼き印の文庫本」?
名前、これでいいのか、
定かではありませんが、
文庫本仕様だよ〜の本には
この中扉を付けることにします。
鯛焼き印の文庫本、
よろしくお願いします。
Apple BooksはYES。kindleはNO。
さてさて、
鯛焼き印の文庫本、
文章はテキスト(文字列)として
保存されているので、
テキストの自動読み上げや
検索もOKです。
ますます嬉しくなって
さっそく出版しました。
まずは、
「縦書き・固定レイアウト🙆🏼♀️🆗」な
Apple Books で
『パンで街を幸せに』(先ほどの本)を
デビューさせていただきました。
Apple Books ユーザーのみなさん、
はじめまして👋🏾
これからは、kindle for mac を介さずに
作品をお届けします。
縦書き・固定レイアウトの電子書籍を
お楽しみください。
🙋🏽♂️🙋🏽♂️🙋🏽♂️と意気揚揚な
わたしでしたが、
kindle(アマゾンの電子書籍)は
縦書き・固定レイアウトに未対応!
との回答をいただき😲😨😱。
縦書き・固定レイアウトは
世界標準なのに…
現に、Apple Books では
問題ないのに…
なぜ? Why? For what? と思いつつ
もしかして?と期待をかけ
Apple Books と同じファイルの
アップロードを試みましたが、
きちんと表示できずに断念。
そしてAmazonご担当者と相談。
代わりに、ページ1枚1枚を
画像化した画像集として
『パンで街を幸せに』を
出版しました。
ですから当然、
テキストの読み上げはできません。
(本当なら、できるのに)
そういう事情で、
kindle ユーザーのみなさまには
ご不便をおかけしますが、
今しばらく、ご辛抱ください。
縦書き・固定レイアウトが
OKになり次第、
本来のファイルに
差し替えさせていただきます。
矢嶋 剛
“縦書き固定レイアウトの電子書籍で、文庫本の読みやすさを実現しました。” への1件の返信