もじり、パロディ、言葉の遊び

みなさん、こんにちは
 
「もじり」をご存知ですか。

有名な文章を
おもしろ、おかしく言い換える

言葉遊びを「もじり」と言います。

今日は、その「もじり」を
ご紹介したいのです。

わたしの作った作品も
いくつか登場します。

言葉を言い換えるの楽しさを
以下のコンテンツから
感じてください。

では、さっそく。
まずは「もじり」を説明します。

「もじり」とは?

「もじり」って、言葉の遊びです。

有名な文章、
名作一の節、名文、名セリフを
おもしろ、おかしく
言い換えてみるんです。

ご立派な、書きぶり、物言い。
あの気高さ、あの含蓄。
確かにカッコいいし、
深みもあるんだけど。

あまりに出来すぎで、パーフェククトで、
だから、なんかちょっと茶化したくなる。

そんなときに生まれてしまうのが
「もじり」なんです。

たとえば、
名探偵コナン(劇場版)の名セリフ

「真実はいつも ひとつ」


ビシっと決まってます。
言い終わった後の余韻も漂う
いいセリフです。

でも、もし、それを…

あのコナンくんが、こう言ったら…
真面目な顔で、こう言ったら…

「真実はいつも 漢字で書く」

😮😏😏😑🤣🤣🤣🤣


「もう、コナンくんたら、
 何言ってんの?」

「漢字で書くに
 決まってるじゃない😂」

それでも、コナンくん、
繰り返します。

「真実はいつも 漢字で書く」

🤣🤣🤣(もう、わかったから!)
🤣🤣🤣(やめて〜!)


これが「もじり」です。

分かっていただけたました?

いただきたいので、今度は
機動戦士ガンダムの人気キャラ
シャアさん(西洋兜の人)の
カッコいいセリフを「もじり」ましょう。

そのセリフとは…

「認めたくないものだな、
 自分自身の若さゆえの過ちというものを」


ねぇ、このセリフも決まってるでしょ。それを、

「認めたくないものだな、
 その漢字が読めないってこと」


に、言い換えちゃうんです。

すると😂😂😂😂😹

「ちょっと、シャアくん、
 その漢字、読めないの?」

「いやだ〜、うそ〜」

になって、シャアさんもタジタジ。

以上、わたし作で恐縮ですが、
こんな風に言葉のちょっとした言い換えで、
場の雰囲気がガラッと変わってしまう。

「もじり」って、けっこう
オモシロなんです。

あの名作も「もじり」ます

というわけで
この「もじり」、けっこう遊べます。

世界の文学、あの名作
シェイクスピア作『ハムレット』の名セリフ

「生きるべきか、死ぬべきか。
 それが問題だ」


を「もじり」ますと、

「生きるべきか、死ぬべきか。
 その前にちょっとトイレ」


に大変身。

どんな大問題も、
🚾には勝てないのです🤣

こんなやつも作りました。

試験によく出る、日本の名作シリーズ。

清少納言・作『枕草子』より

冬はつとめて
 布団から出ないようにしております


案外、楽しい。
なので、ちょこちょこ作っています。

心の師匠は、和田誠さん

心の師匠は 和田誠さんです。
 (和田誠オフィシャルサイト)

イラストレーター、コピーライター、
平野レミさんの旦那さま、
最近、天へ昇られました。

この方の「もじり」は格別です。

とくに、川端康成『雪国』シリーズ。

国境の長いトンネルを抜けると
雪国であった。
夜の底が白くなった。
信号所に汽車が止まった。…

この名文を、別の人が書いたら…で
「もじり」ます。

それでは敬意を込めて。和田誠・作、

もし『雪国』を
詩人・谷川俊太郎さんが書いたら…

トンネルでたら ゆきぐにだった
ゆきのなかには うさぎがいてね
どろのなかには うなぎがいる …

師匠、ありがとうざいます。

この『雪国』シリーズ、
『倫敦巴里』(ろんどんぱり)という本に
収録されています。

(この本は絶版で、その復刻本、
 『もう一度 倫敦巴里』(ナナロク社)
 また絶版に。古本を買ってください)

ついでなんで、
パロディについて、すこし。

太宰治『斜陽』はパロディで

パロディ。

英語で parody、ギリシア語で παρωδια。
けっこう古くからあります。

パロディは「もじり」より強烈です。

パロッた相手を凹ませる一撃・毒を仕込みます。
(これが、パロディの特徴です)

「もじり」にパロディ(毒)を加えると、
こうなります。


太宰治作『斜陽』冒頭のパロディ

朝、食堂でスウプを一さじ、
すっと吸ってお母さまが…。


えっ、家に食堂ないの?
スウプはカップで?

ママって呼んでる?
いやぁ、お話し、合わないかも。

ね、作者も作品もズタボロにしそうでしょ。

ですから
『フィガロの結婚』くらいの気概がないと…。
        (あれは、パロディの名作)

というわけで(何がじゃ?)
もじり、パロディで
遊んでおります。

よかったら、みなさんも
遊んでください。

では最後に、真実はいつもひとつ を
ご一緒に「もじり」ましょう!

ブログ・矢嶋ストーリーnewsの「もじり パロディ 言葉で遊ぼう」という記事のOGP画像です。 この記事では、もじり(:元の文をおもしろ、おかしく言い換える言葉遊び)を 紹介しています。恥ずかしながら、自作のもじりも記事中に。その中の作品、 『名探偵コナン』の名セリフをもじった一文をそのままOPG画像用のイラストに描きました。 白の背景にポツンと置かれた2行の短文「真実はいつも、漢字で書く」。笑えましたか。矢嶋剛・画。

ありがとうございました!🤣🤣🤣

          矢嶋 剛

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