ル・コルビュジェ展の感想

 

上野の国立西洋美術館で開催されている
ル・コルビュジェ展に行ってきました。

国立西洋美術館で2019年2月19日から同年5月19日まで開催されている「ル・コルビュジェ展」のフライヤーより。一部をカット。
同展のフライヤーより。

 

20世紀建築の巨匠、ル・コルビュジェの
絵を眺めようという企画展です。

で眺めてみると…

 

下手くそなんです。

刷毛でペンキを伸ばしたようなタッチ。
単色の油絵具がベタベタと
塗り付けてある感じ。

そのせいで
キャンバスがべニア板に見えるほど。
(油彩画なのに… イラレっぽい)

 

デッサンも、構図も駄目。

絵から、見事に何も感じない。

それでも、なぜ、展示するのか?

 

観始めてから1時間ほど経った時、
ようやく分かりました。

この下手な絵と、彼の斬新(当時)な設計
(アトリエ、邸宅、集合住宅など)が
どうつながるか?を考えよ!

と企画者は投げ掛けているのだと。

(このクイズ代が入場料という訳)

 

で、<わたし>の意見ですが、

彼は、絵を描きながら、
自分が「いいなぁ~」と想える
空間イメージを探していたんだと
想像しました。

 

たとえば、
頭の上に落ちてきそうな
低い天井を奥からドーン!

とか、

大きく平らな壁から球形が
浮き出てきたらWOW!

とか。

 

絵の中に、そんなイメージの断片が
何回も現れているのです!

 

そんな印象を
会場の隅々に見出すのもの、
今回の隠れた楽しみかもしれません。

国立西洋美術館の設計者は
ル・コルビュジェなのですから。

 

注1)美術展だと思わないで。
   彼の絵は、イメージの練習帖。
   それを観て、怒っちゃダメダメ。

注2)絵を描くって
   お気に入りの空間をイメージするのに
   有効な方法なんですね!
   下手でも大丈夫!
   そう思いましょう~