映画と論文とマーケティング。
3つを混ぜてみました。

 

けれど、この3つ、異質

マーケティングは、お客様😊を目指す
アクション。

映画は、😊な泣き笑い。

論文は、😊を排する論理ワールド

マーケティングと映画は😊でくっつきそう。
ですが、論文は…。

感情を除いた残り粕(それが論理)が
ゴールなので😊は要らないんです。

ですから、マーケティングの論文では、
😊が、動機、意思決定、購入/非購入、
満足/不満足、リピート率など、
感情を廃した言葉で語られます。

お客様という呼び名も
顧客、消費者、生活者などの一般名詞で
総称されます。そこには喜怒哀楽が
入り込む余地がありません。

顧客満足や経験がテーマの論文でも
そこに喜び(「あ~面白かった!」)が
見出せません。

ですから、とても、つまらない。

なので、論文に感情を!
😊を混ぜちゃえ!

そう想ってトライしてみました。
2011年の出来事です。

 

マーケティング・コミュニケーションの
論文を書く機会が訪れたのです。

そこで、目まぐるしく変わるお客様の気持ちを
テーマにしようと思い立ちました。

さっきまでお腹ペコペコで、
「何か食わせろ~」と思ってたけど、
お腹いっぱいになったら、
デザートのこと考え始めた…

みたいな気持ちの流れ(よくあるでしょ)を
取り上げて、
「企業のコミュニケーションって、
 この流れに付いていけてる?」

訴えてみよう。そう思ったんです。

 

で書き始めたんですが…

論理ワールドな論文の作法に従うと、
伝わらない。

今あげた例(「何か食わせろ~」)は
消費行動を喚起する生理的欲求の中で
もっとも原初的と呼ばれる食欲が
閾値としてある水準を超えたときに…

なってしまいます。

うーん。

困った。

ひどく、つまらないぞ。

 

で、つまらないことは嫌い

なわたし、論理の記述は論文ぽくても、
論理の証拠に😊を投入しちゃえ!と
思い始めたのです。

で、映画『プラダを着た悪魔』に
白羽の矢を立てました。
ご当選、おめでとう!

って、作品はちっとも喜ばないかも
しれませんが、
ファッション・コーディネートの複雑さ
(服が決まると、バック、靴が決まる…)
と、それを決めていく楽しさ!の
説明箇所に、映画のシーンを載せてみたのです。

『プラダを…』が?だと、この話、
チンプンカンプンですよね。

こんな映画です。

悪魔(メリル・ストリープさん)が
プレッシャーをかけ続ける中で、
新米秘書(アン・ハサウェイさん)が
服装に気を使う様になる。

その中の1つのシーンを引用しちゃえ。
と思って、やっちゃいました。

結末(仕上がり)は…こちらで

おかげさまで、😊の混ざった
マーケティングの論文が
できました。

矢嶋剛の『マーケティング・ストーリーなブログ』より「映画と論文とマーケティング。3つを混ぜてみました。」の記事のOGP画像です。鍋のスケッチ画です。火にかけてある鍋の内側に、logic、scenes、marketingの文字が描かれてています。This picture is a sketch drawing of a pot. The words logic, scenes, and marketing are drawn inside the hot pot. It designed by Takeshi Yajima.

 

 

それにしても

文体(文を書くときの作法)は強力です。

このときは、

論文という文体の作法 vs.
「その作法じゃ、無理~」な筆者(わたし)

との闘いだったわけですが、

この文体という奴はえらく強くて、
筆者を支配しようとするんです。


「君、わたしの決めたルールに従いなさい。
 そうしないと、認めんからね」

的に圧力をかけてくるのです。

すると、いつの間にか…

文体が筆者に原稿を書かせている
ような感覚に陥ります。

俳句ばかりやっていると、
書く詩はいつも五七五。


あの縛り感が
筆者を包み込んでしまうのです。

もちろん文体には目的があり、
その目的を全うするために
練られた知恵、ということは
承知していますが🔗、それが
思考を縛るようになるのは
「どうかな?」と思うのです。

 

ということで、これからも
楽しいハイブリッド(融合)、
ワクワクする他流試合を
楽しんでいこうと思います。

今、考えているテーマは
笑いを数学で表せないか? です。

この探求は、
マーケティング・ストーリーとは違う視界を
わたしに与えてくれそうなのです。