アマゾン出品者詐欺にあいました😡

みなさん、こんにちは
 
今日は、悲しいお知らせが
あります。

アマゾン出品者詐欺に遭いました。

注文キャンセルさせず、
違う住所に納品し請求をする手口です。

チャイナポスト→日本郵便→他県の知らない住所へ
配送されるケースです。

みなさんにも気をつけてほしくて
事件のあらましを公開します。

以下の順にご説明します。

さっそくご説明します。

事件のあらまし(時系列)

・Co2測定器を買おうと、アマゾンのサイトへ
・4月48日出品者Xの商品を注文
 ※Xは仮名です。本記事は同様の被害防止が
  目的。ですから誰?より、リスク(手口)が
  肝心。そこをリアルに書きます。
・直後(数分後)に後悔し、アマゾンのサイトで
 注文をチャットでキャンセル。
 オペレータさんが「了解」と回答。
・翌4月29日、「商品が発送されました」との
 メールがアマゾンから来る。
 お届け日は5月26日になっている。

アマゾンからのメールに記載された配送先。矢嶋ストーリーnewsの投稿記事『アマゾン出品者詐欺。商品キャンセルさせず、チャイナポスト→日本郵便で違う住所に納品する手口』で使用。

・慌ててサイトを見ると、発送された商品の
 「注文のキャンセル」が使用不能に。
 ※アマゾンのシステム上の制約らしい。
・昨日のオペレータさんから連絡なし。
・そこで、アマゾンのチャットへ。前の人と別の
 オペレータさんに
 「キャンセル申請したが無視され発送された」
 と相談。回答をメールでもらう約束をする。
・二人目のオペレータさんからメール。5月2日。
 「発送は止められない。商品を受取らないで。
  そうすれば返金できるようにしておく」
・気をつけていたが、商品は届かない。
・5月19日にアマゾンの注文履歴を見ると、
 5月11日に直接わたし(or家族)に手渡したと
 表示されていた。

届いていないのに本人に渡したと表示。矢嶋ストーリーnewsの投稿記事『アマゾン出品者詐欺。商品キャンセルさせず、チャイナポスト→日本郵便で違う住所に納品する手口』で使用。
商品は届いていないのに、本人に渡したと注文履歴に表示された!

・5月19日、2番目のオペレータからのメールに
 以下の返信をする。
 「注文履歴で商品が届いたことになっているが
  受け取っていない。返金手続きをしたい」
・返信後、商品の配送を自分で追跡した。結果、
 中国で出荷→チャイナポストが中国内を郵送→
 日本で日本郵便が郵送・配達したことが判明。
 最後の配送は香川県丸亀郵便局が受け持った。

なぜか香川県丸亀市に配達。矢嶋ストーリーnewsの投稿記事『アマゾン出品者詐欺。商品キャンセルさせず、チャイナポスト→日本郵便で違う住所に納品する手口』で使用。
なぜか香川県丸亀市に配達されている!

・丸亀郵便局に電話で相談。しかし、郵便物が
 国際eパケットライトのため配達先の記録は
 郵便局にないとの回答。そこで事情をを話すが
 個人情報保護法により届け先は教えられないと
 回答を得る。
 ※対応は親切。内容は後で詳述。
・届け先が受け取ったので(日本郵便の記録)、
 アマゾンの記録上、商取引完了と認定され、
 商品が届かないのに、代金の請求がカード
 会社から来た。

出品者の詐欺牲(あらためて)

問題の出品者Xは、最初から商品を届ける気が
なかったのかもしれません。
というもの…以下の疑問が残るからです。

・どうしてアマゾン指定の届け先を無視し
 変更したのか?
・その届け先(香川県)の氏名・住所を
 どうやって彼らは調べたのか?
 (受注の翌日に発送している=つまり既知)
・その届け先は、注文していない商品を
 なぜ平然と受け取るのか?

届け先がXと組んでいる「受け子」だとすれば
納得できます。

・「受け子」であれば、注文していない商品を
 受け取ることを躊躇しません。
・彼らの仕事は商品を受け取り、日本郵便に
 「配達完了」をデータ入力させることに
 あります。
・というのも、日本郵便から「配達完了」の
 データが入力されるとアマゾンの注文履歴に
 「荷物をお客様に直接手渡しました。」と
 表示されるからなのです。

つまり、アマゾンの現行システムでは、
配達先が本来と違う氏名と住所であっても
荷物の追跡結果が「配達完了」になれば
「本人に直接手渡したこと」になってしまう。

こうした誤配送は、アマゾンの物流センターや
配送員を介せば事前に防止できますが、
今回の配送ルートのように、
チャイナポスト→日本郵便での配達の場合、
「受け子」さえ用意すれば可能なのです。

今回は、これをヤラレタようなのです。

今回の件のように、Xが「受け子」を用意する
メリットは他にも考えられます。

「受け子」は商品の中身はどうでもいいので、
 郵送物の中身が空でも気にしません。

こうすれば、出品者が商品を持っていなくても
「アマゾンで出品・販売」が可能になります。

しかも商品は記録上届けたことにできるので、
商品なしで代金を請求することさえ可能です。

商品が無く、商品を届ける必要は無く、
代金だけは回収する。

こうした詐欺が今のアマゾンではシステム上、
可能なのです。

さらにいえば、アマゾンでの受注対応を隠れ蓑に
別の品を密かに輸出することも可能になります。

世界的に信用のあるamazonの配送なら疑われる
リスクを低く抑えられます。

おまけに「受け子」は安全です。
先の丸亀郵便局の対応でも明らかなように、
日本郵便は配達先が個人である場合、
個人情報保護法を遵守し、発注者であり商品の
正当な所有者(今回の場合は、わたし)に
問題の配達先を教えません。

参考までに丸亀郵便局の電話での回答を
以下に書きます。
※親切に対応していただきました。

「配達員、配送日と時間帯、配送ルートは
 分かるので 今回の配達先に該当するのは
 個人宅4~5軒だと判明していますが、
 氏名も住所も教えられません」


このように日本郵便は、思いも寄らぬ形で
「受け子」を発注者やアマゾンから守ります。
ですから「受け子」は安心して商品を受け取れる
のです。

Xはアマゾンの返品期限についても
熟知していると推察されます。

アマゾンでは商品が届いてから7日以内であれば
理由のある返品を受け付けます。理由の中に
「商品をキャンセルしたのに」があります。

このボタンを押されると、Xは困ります。
(今回のわたしも当然、返品するでしょうから)

ですから、発注者の気づかぬうちに「受け子」に
商品を受け取らせ、返品期限が過ぎ去ることを
願うのです。

この行為は一見、ギャンブルに思えますが、
そうでもありません。
発注者は商品が自宅に届くと思い込んでいます。
今回のわたしも、そうでした。そして、
Xが示したお届け日は5月26日だったので、
「26日まで」が頭にありました。
実は、これが心理的な盲点だったのです。

どういうことかというと…

今回Xは、ずっと早く、5月11日に「受け子」に
配達しています。

そして、この5月11日から返品期限のカウントが
始まります。今回の期限は5月18日まで。

その期限が過ぎたことに、わたしは
気づきませんでした。

期限の切れる5月19日以降の26日を、納期の
終わりにしているところが、Xの狡猾を
よく表していると思います。

※迅速な納品はアマゾンにも評価されるので
 怪しい!と疑われない!効果を、同時に
 狙っているのかもしれません。


以上のように、今回の行為は計画的です。

アマゾンのシステムとルールをよく調べ、
悪用しています。

そして、組織的です。
今回の詐欺は、Xと「受け子」が組むことで
成立するからです。

そういう”組織”がアマゾンとわたしたちを
カモにしようと狙っているのです。

アマゾンの責任

Xのような出品者をアマゾンは
排除したがっています。
当然です。
彼らはアマゾンの信頼を崩壊させるからです。

しかし、排除の努力は不十分です。

今回の件で

・間違った氏名・住所に商品を届けても
 アマゾンにその判定ができない抜け道
 (例 日本郵便)がある。

・上記の誤配送はわたしたち顧客を欺く。
 ※アマゾンサイトの注文履歴に
  「荷物をお客様に直接手渡しました。」と
  表示されてしまう。

・上記の誤表示は、わたしたち顧客の権利
 (返品・返金)を不能にしかねない。
 ※知らぬ間に返品期限のカウントが始まる。

が明らかになったのです。

このシステム上の脆弱性をアマゾンは放置し、
わたしたち顧客が詐欺に巻き込まれるリスク
(=騙されないと気づかない)は
野放し状態です。

さらなる問題は、Xのような出品者からの収益を
アマゾンおよびアマゾンの株主の利益に
している
点です。

アマゾンの出品者用説明ページにあるように
出品者はアマゾンに登録料や手数料を支払って
います。

今回の詐欺が成立しても、手数料が入るのです。
それが社員の給与や株主の配当になっています。

この現状を辛口批評家なら、こう言うでしょう。
「アマゾンは詐欺師からピンハネしている」

この不名誉な状態からアマゾンが早く抜け出し
(ついでに日本郵便の不名誉を救済し)
わたしたち顧客に安全安心な買い物環境を
回復してくれることを強く望みたいと思います。 

アマゾン出品者詐欺から身を守るために

最後に、どうすればいいの?を
考えましょう。

今回のケースでわかるように、詐欺は巧妙です。
そのリスクは商品のページを見ただけでは
判別不能です。

ですから原則は、

1)出品者の中には詐欺師がいる!を自覚する

2)「海外からの出品→日本郵便が配達」は
  高リスク!を知る

3)「アマゾンから発送する」(≠出品者)が
  最も安全

4)「アマゾンの物流センター・配達員経由の
  納品」は次いで安全

5)「注文後、怪しい」と感じたら遠慮なく
  オペレータさんに訴えましょう
  (アマゾンのサイトに書いてある
   「ここまでしか対応しない」に負けない)


6)それでも怖ければ、アマゾンは利用しない

となるでしょう。


この原則を踏まえて、わたしは、
これからもアマゾンを利用します。
十分に注意しながら。

お読みいただき、
ありがとうございました😊

みなさんも気を付けて!

わたしのような被害にあいませんように。

長文、失礼しました。

      矢嶋 剛

P.S.
今回の事件は2021年4月28日~同年5月19日に
おきました。その後、アマゾンが改善策を
講じたなら、事態は変わっているはすです。
その点、ご了承ください。

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