みなさん、こんにちは
今日は、透明マントの話を書きます。
『ドラえもん』や
『ハリー・ポッターと賢者の石』に
出てくる透明マント、あれ、実在します。
しかも、一般の人に販売されています。
実物の動画も紹介するので、
見て、驚いてください。
透明になる原理は、目の錯覚を利用した
プロジェクション技術らしいのです。
にしても、技術って日進月歩。
そんな話を以下のコンテンツに沿って
お伝えします。
では、ご覧ください
まずは実物をどうぞ
YuoTubeの動画をどうぞ。
不思議でしょ。
マントを着ると、身体が消えます。
『ドラえもん』や
『ハリー・ポッターと賢者の石』に
出てくる透明マントそのものです。
すでに売られています
実は、この透明マント、
どこかで売っているらしく、
一般の人が「消える自分」を
動画に撮り、投稿しています。
以下の動画では「透明マント」を
袋から出しています。🤣
なんか不思議ですが、似た動画を
invisible cloak や invisibility cloak で
検索するとたくさん見つかります。
値段はよくわかりませんが、
一般の人が買えるってことは
軍事機密ではないのは確か!
ですからヒソヒソ話さなくても
よさそうですが、それにしても
どうしてこんな事が可能なのか?
気になりますよね。
そこで、
ネットで情報を追ってみました。
そして判明しました。
どうして透明に?
どうやら、
背景の映像をカメラで撮って、
それを上手にマントに投影しているようです。
マントの前に映写機があって、
マントが映画のスクリーンのように
映写機の映像を映しているんだそうです。
でもスクリーンと実際の背景の境目なんて
区別できるんじゃない?
と思うかもしれませんが、
人の脳は、
➀本物の背景(実物)と
➁マントに映った背景の映像(スクリーン)との
区別がつかないらしく、
この身体的未熟を突いた
プロジェクション技術が、
透明マントの正体のようです。
ホントかなぁ? と思って、
同じことを写真で実験してみました。
それが下の写真です。⤵️
この写真は同じ構図で撮った2枚の画像を
重ね合わせています。
下の画像(背景に当たる)には人間が写っていて、
上の画像(マントに当たる)には写っていません。
その上の画像を切り抜き、下の画像の胴体部分を
隠すように(透明になるように)置きました。
で区別がつくか?というと、
わたしには付きません。
みなさんは、どうですか?
この原理を、写真の合成でなく、
屋外で!マントで!って、
スゴい進歩ですよね。
そんな透明マント、現在の開発競争は、
背景とマントの区別を完全に無くす
素材の開発にあるようで、
最初の映像の中の人が
「このひらひら、凄いでしょう~」
「表でも裏でも使えますよ〜」で
ニコニコ😁なの頷けます。
透明になる技術あれこれ
けれど、この透明マントって、
・マントに映す映像を事前に撮っておく
・その映像を映写機で映す
・映写している間だけ、マントに映像が映る
(=マントが透明効果を発揮する)
・映写が届く範囲を出るとマントには
何も映らない
・映像を撮った時間(例 昼間)と
マントを使用する時間(例 夕方)が
ズレると、透明には見えない
という欠点があります。
これ、YouTubeのビックリ動画(映写機は
映らない)なら問題ありませんが、
追ってくる敵の目を欺くために、
「ここで、透明マント!」風に使っても
映す映像が無いから隠れること不可。
テーマパークの室内アトラクションで
「自分の姿が消えるよ!不思議だね!」的に
使うのがせいぜいかもしれません。
でもちょっと驚いたでしょ!
(わたしも、驚きました)
これが技術の面白いところ。
まさか!と思うことを実現するけど、
ダメダメなところも同時にわかり、
それを克服するために新技術の開発が
始まっちゃう!
この透明マントの弱点は、向かい側から
過去の映像を映さないとダメ!でしたが、
背景とマントの区別を人間はできない!を
証明した点は大きな進歩だと思います。
すると次の開発目標は、
マントに背景の映像を、リアルタイムに
いかに巧みに再現するか?になりそう。
今後はどうなるか?わかりませんが、
背景とマントを完全に一致させる必要は
ないかもしれません。
というもの、
背景に溶け込んでしまえば
見つからないかもしれないからです。
このテクは古来からあって
闇に潜む忍者の黒装束 🥷🏻
(ここでは間違った使用法を紹介します。
映画”Revenge of the Ninja” より)
(昼間、黒装束はダメよ!🤣の例です。
この映画は超おバカで😍 →別投稿で詳しく )
失礼しました。
こんな例もあります。
迷彩服をきてジャングルに溶け込む兵士。
ほら見つけにくいでしょ!⤵️
(おっと、筋肉を見せたいランボーくんは
ジャングルでも裸 →『ランボー2』より
これもダメな例としてご理解ください)
ふたたび失礼しました。
今度こそ真面目な話をします。
透明で注目されているのが動物の擬態です。
身を守るために周囲の環境に自分の身体の色を
一瞬で変える逃避擬態がとくに注目されています。
そんな擬態名人、タコの変身をご覧ください。
身体の色を驚くほど素早く、周囲の色に合わせます。
このメカニズムを応用しようとする技術開発が実際に
あるそうです。できたらスゴいですよね😆
技術って日進月歩ですから、
そんな透明マントを手にできる日、
遠くないかもしれません。
矢嶋 剛