矢嶋ストーリーの矢嶋です。
1989年1月8日に始まった「平成」。
本日、2019年4月30日をもって、
その幕を下ろします。
この間、30年ちょっと。
「昭和」が63年続いたし、
天皇陛下の在位期間を「時代」として
区切るのはどうか?と思いつつ、
「平成」を振り返ります。
「平成」という時代をメモしてみます。
以下に挙げる、大きな変化が
あったように思います。
1.インターネット革命 💻 📱 👨💻 👩💻
ウェブサイトを通じ、誰もが情報発信を始めました。マス・メディアは衰えました。会話はネットで!が主流に。スマホを手放せなくなりました。あらゆる情報商品(e.g.音楽、本)がデジタル化され、配信されました。産業構造が変わりました。インターネットのインフラ、プラットフォーム、アプリケーションを支える仕事に資金が集まり、雇用も急増。wifiなしの暮らしが不便になりました。
2.所得格差の拡大 💰 🧳 🥂 💍
経済のグローバル化が多国籍企業・巨大企業グループを当然としました。その頂点に立つCEOが莫大な報酬を得るようになりました。人件費の削減は進み、非正規雇用のスタッフが増えました。所得格差を埋める可能性がない事が知れ渡ると、「セレブ」「富裕層」が憧れになりました。節約は常識化し、「コスパ」「まず百均」がフツウになりました。「ミニマリスト」「断捨離」は新しいライフスタイルとしてメジャーになりました。
3.大衆の復活 📲 📶 #⃣ 😵
ググれば済むので、本や新聞を読まなくなりました。 世の中が判らなくなりました。不安になり、絶対なリーダー(e.g.ホリエモン、池上彰、東大王)を望む人が増えました。異を唱える人は減りました。半沢直樹が注目されました。選挙に行かなくなりました。多くの人が大衆に戻りました 。反動で教養が人気に。写真や俳句に関心が集まり、リアリティーやリベラル・アーツなる奇語が流行りました。
4.人口の減少 📉 🤷♀️ 👴 👵
少子化対策は後手に回り、日本の人口は減少し始めました。国内のお客様が減りました。仕事が減りました。仕事と生活インフラ(e.g.水道、保育所)を求め、人は都心へ移動しました。地方と大都市の郊外が閑散となりました。労働人口が足りなくなり、企業の人手不足が深刻化しました。主婦、高齢者、外国のみなさんが働くようになりました。いつまでも働き続ける超高齢化社会が始まりました。
5.世界の中の日本 🌏 🏳️🌈 🏆 🎌
外国の人がフツウになりました。外国の人との結婚もフツウなりました。 外国人を代表するタレントが価値を失いました。多くの人が「外国馴れ」しました。 訪日客に日本の事を尋ねられるので、日本を説明する機会が増えました。日本の魅力を見つめ直しました。技術立国・輸出大国では無くなりました。観光国、農業国としての自覚が高まりました。国民一人当たりのGDPは低下し続けました。
書いてみて あらためて…
社会の構造が大きく変わったことに
気づきます。
日本人の人生観が
グローバルになった気がします。
その分、自分を律していかないと
流されてしまう危険が
高まったように感じます。
「平成」、
そんな時間だったような。
ふだんは
こんな事、書かないんですけど。
矢嶋ストーリー
矢嶋剛
P.S.
3つめに挙げた「大衆 mass 」という言葉に
平成の生まれの人は馴染みがないでしょうから、
少し説明しておきます。「大衆 mass 」とは、
個人(=学び、流されず、意見を述べる人)に
なりたくない人のことを指します。1900年頃は
まだ、そういう人が大勢いたので、庶民を指す
別称として大衆という言葉が使われました。
P.S.2
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