お盆=おかえりなさい!パーティー

家族を想うみなさん、こんにちは 
矢嶋ストーリーの矢嶋です。

お盆、楽しんでいますか。

お盆休みのことじゃありませんよ。
年に一度、天に昇った家族 with 動物たちを
自宅に招待し、一緒に盛り上がる、
あのハッピータイムObonのことです。

誰でも簡単に楽しめます。
用意する物、やり方をお教えします。
(🍆と🥒をなぜ飾る?)

迎え火と送り火を焚いてください。
苧殼を炮烙の上で燃やしてください。


話は、⤵︎の流れで。

さぁ、楽しみましょう!

お盆って、ハッピータイム

いきなり、言っちゃいますが、

お盆はハッピータイム!

です。


天に昇った家族 with 動物たち🐶😺🐰🕊️
(=ゲスト)を、年に一度、
自宅に招待して、一緒に盛り上がる!


それが、お盆!なんです。

怪談に出てきそうな謎の雪洞(ぼんぼり)も、
お坊さんの読経も、別に要りません。

仏事関係の方へ ごめんなさい😄注)

お盆を儀式的に書くと、
正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)とか、
49日法要後の初のお盆を新盆(にいぼん)と
言うとかが強調されちゃいますが、
そういう形式張ったことよりも
大事なことがあると思うんです。
で、書いちゃってます。ご了承ください。

必要なのは、

・招待状💌(お盆では煙を使います 後述)
・ゲストの好物(👵は何が好きだった?)
・お見送り👋🏾(また来てね!)

の3つだけ。

期間は4日間。

時期は2パタン。

新暦(7月)だと、13ー16日。

旧暦(8月)も企業の夏休み次第だけど
だいたい同じ日程(15日を含む)。

どちらかを選んで、

ゲストと一緒の時間を
ご家族やご親戚と
お楽しみください。

ということで、
まずは招待の仕方を説明します。

招待の仕方(迎え火を焚こう)

さてゲストに招待状を送るのですが、
天には Wi-Fi 🛜もポスト📮もないので、
煙を使います。

火を焚いて(迎え火と言います)、
その煙で「こちらへどうぞ!」と
お招きします。

絵にすると、こんな感じ。⤵︎

白い背景に、薄い灰色の文字で「お帰りなさい」と書かれています。そのすぐ右には立ち上る一筋の煙が描かれています。その煙は、炮烙(ほうろく)上で燃えている苧殼(おがら:皮を剥いだ麻)から出ています。このイラストはお盆の迎え火の様子を描いています。旧暦新暦を問わずお盆の初日には、イラストにあるように迎え火を焚きます。すると天に昇った家族が自宅てやってきます。その移動中の絵です。

簡単でしょ! 

この煙の元(焚いている家)を目指して、
ゲストはやってきます。

実は、この煙で呼ぶって、
スゴく賢いやり方なんです。

たとえば、
ご両親が亡くなった後、
息子さんが実家から
遠い土地に引っ越したとしても…

ご両親、煙が見つけたら
そこへ行けばいいので
迷うことなく
到着できます。

誰が考えたのか知りませんが、
知恵ですよね。


ただ煙にも1つだけ弱点があって
陽が落ちて暗くなると、
見えにくくなるんですね。

ですから
お盆初日(新暦なら7月13日)の
日没前に、迎え火、お願いします。

場所は、家の玄関の外で。
マンションならベランダで。
「こっちだよ。お隣じゃないよぉ〜」が
わかるように。


その迎え火を焚くための
定番グッズがあるので
紹介します。

グッズ1:炮烙(ほうろく)
     この土器の皿の上で火を焚きます。
     花屋さんやホームセンターで
     売っています。高くないです。    

グッズ2;苧殼(おがら:皮を剥いだ麻
     これを燃やします。花屋さんや、
     スーパーで売っています。
     袋に入った量の1/2を燃やしてください。
     残りは、お見送りのときに使います。
     

この2つがあれば大丈夫!

迎え火を焚きましたか? 🔥 OK?

ハッピータイムお盆は、もうすぐスタートです!

ゲストは超早足です。
煙を見たら、すぐに飛んできてくれます。

ほら、今、ゲストが到着。

そのあと、どうなる?を
この後、説明しますね!

ナスと胡瓜を、なぜ飾る?

迎え火の煙に誘われ、
ゲストは
家にすぐにやってきます。

そしたら、
すぐにパーティー開始。🎉🥂🥳


ということは…

ゲストの好物いっぱいの食卓を
迎え火を焚く前に
準備しておかないと間に合いません。

料理担当の人、大忙し。

こういうときは家族全員、
力を合わせて💪🏾ましょう。

「ビール買ってきた?
 冷やしといてね」

「暑いけど、唐揚げ、
 頑張って揚げるぞ〜」

ホームパーティー直前の
あのドタバタ。
お盆初日も、そうなります😆


このとき注意したいことがあります。

素麺を茹でるのを忘れないで
ほしいのです。

ちゃんと理由があります。

「お盆になぜ🍆🥒?」とも
関係している事情を
ご説明しますね。


実は、ゲスト、
天の馬🐎さん、そして
牛🐂さんに乗って移動します。

来るときは急ぐので、馬🐎さんに。
帰りはのんびり、牛🐂さんに。
使い分けて、乗るのです。

なので、迎え火の後、
ゲストと一緒に
天の馬🐎さんと牛🐂さんも
到着します。

その姿は見えないのですが、
🐎さんも🐂さんも
お腹ペコペコ。疲れてヘトヘト。

なので、彼らの休憩場所を用意して
おく必要があります。

一緒にご飯も。

そのご飯の置き場所が、

🥒:🐎さん専用
🍆:🐂さん専用

なんです。

これがお盆に🥒と🍆がいる理由。
ご納得いただけましたでしょうか。


さて、その🥒🍆ですが、
🐎さんと🐂さんが立って食べれるように
爪楊枝を指して脚を付けます。

脚が爪楊枝の🐎さん、🐂さんに
なるように、上手に指してください。

できたら、ご飯の置き場所は完成。

そこに、🐎さん🐂さん
お待ちかねのご飯、ゆでた「素麺」を
一本ずつ、掛けてあげてください。

掛けるタイミングは
迎え火を焚く直前がベスト。

🐎さん🐂さんの空腹は想像以上。
到着したら、すぐに食べたいのです。


「あー、おいしかった!」
「お腹いっぱい!」
になった、🐎さんと🐂さん、
疲れているので、すぐ眠くなります。

ですから、🥒🍆を置く場所に
あらかじめ干し草を敷いておく
必要があります。

敷いてあげてください。

その干し草が、お盆用に売られている
真菰(まこも:小さなござ)です。

この真菰の上で、お盆の間、
🐎さんと🐂さんは寝起きします。

ちなみに、🐎さんも🐂さんのご飯は、
迎え火直前と、送り火直前だけでOKです。
(※送り火については後ほど説明します)
その間のご飯は不要です。

さてこれで、
🐎さん🐂さんのお世話は完了。

あとはゲストと
思い切りお盆を楽しむだけ!

楽しんじゃいましょう!🥳

一緒に盛り上がりましょう

というわけで、
ハッピータイムお盆、スタートです。

お盆の間、食卓は、
ゲストの好物でいっぱい。

お祖父ちゃんの大好きだった焼き鳥。
先代ワンコの大好物だった卵焼き。
先代ニャンコの大好物だったお刺身。

おいしいなぁ。😝☺️😋

「あのときは、こうだった」なんて
思い出ばなしも飛び出しそう。


そんな4日間、あっという間に。
お盆、最終日の夕方になって
しまいました。

ゲストが
帰る時間になりました。

無事に帰れるように
準備をしましょう。


さきほどふれたように
ゲストのみなさん、
天の🐂さんに乗って帰ります。

出発前に、🐂さん(そして🐎さんにも)
ご飯をあげてください。

来た時と同じように
🥒🍆に茹でた素麺を
1本ずつ掛けてください。

OKですか?

では
帰路に着いていただきましょう。

ゲスト with 🐂さん🐎さんは、
煙と一緒に、天に昇ります。

その煙を立ち上らせるために
送り火を焚きましょう。

やり方は迎え火と同じです。
迎え火のときに取っておいた
苧殼(おがら)
炮烙(ほうろく)の上で
燃やしてください。

そして燃え尽きたら、
煙が出なくなったら、
ゲスト 、無事に天に到着。

「来年、また来てくださいね❣️」
と心の中で思ってください。

これでお盆は終了。
パーティーはお開き。

「また来年」を楽しみに!

       矢嶋ストーリー
          矢嶋剛

P.S.
お盆の過ごし方は地域・家族で色々。
ここに書いたのは、わが家ヴァーション。
新暦(7月)、東京の風景です。ご了承を。

お盆。英語だと Obon or O-Bon 。
世界で通じます。
(例 オックスフォード大学の学習者向け
   辞書サイトに記載 →🔗 

京都の五山の送り火(大文字焼き)
お盆の行事です。

天に登った家族with動物たちが帰ってくる!
毎年!って、日本特有かもしれません。

死んだら天国に行きっぱなし。
その日は死者💀がよみがえる。
祖廟を崇拝。悪霊退散。などなど。
世界のポピュラーとは趣きが異なります。