やじまたけし イラスト集

ブログ・矢嶋ストーリーnewsの「描いてみて わかったこと」という記事のOGP画像です。 この記事では、「絵を描くことが、創作にどのような影響を与えるか?について説明しています。 その題材として、イラストレータで描いた自作イラストを2作品、載せています。 そのうちの一点をOGP画像として使用しています。白いかわいい子犬のイラストです。 柴犬に似ています。描いてあるのは顔だけ。色の違うシンプルな線での描写です。 その色は、薄い紫色(両耳)、淡い藍色(左眼)、抹茶色(右眼)、落ち着いた茶色(鼻) の4色。日本ぽいカラーばかりです。 犬のイラストの下に「おめでとうございます」の文字が書かれています。イラスト左下には 作者・矢嶋剛のサインyajimaの文字が記されています。矢嶋剛・画。

矢嶋ストーリーの矢嶋です。

今日は大胆にも、
わたしのイラストを
特集します。

以前出した年賀状のイラストが
わりと好評。

ある友人から
「他のイラストもまとめて見せて」
と言われたので、今回、

このたい焼きblogに載せた
イラスト(一部落書き)を
まとめて載せてみようと
思ったのです。

ずらっと並べたので、
ちょっとギャラリー風。

ブログな個展、
お楽しみください。⤵︎ 🙋🏽

戌年の年賀状です。イラストレーターで描いています。
淡い色の組み合わせ。少し筆っぽく。
  モデルは、うちの柴犬くん。表情を思い出しながら。


たい焼きblogの記事「順番和訳 マンマ・ミーア!で」のために描いたイラストです。映画『マンマ・ミーア!』(2008年)』のシーン、メリル・ストリープさんの演じるドナがギリシャのスコペラス島にあるコアギオス・イオアニス
教会へ向かって駆け上がる、あの石段が水彩画風に描かれています。矢嶋剛が描きました。

ギリシャのスコペラス島にあるコアギオス・イオアニス
教会へ続く石段を描きました。大好きな映画『マンマ・
ミーア!』(2008年)に登場。 →blog記事

たい焼きblogの記事「『薔薇の名前』曰く、知の占有は愚策」のために描いたイラストです。中世の城の塔が描いてあります。その塔にはドアがなく、塔の前に「ドアは?」という文字が書かれています。矢嶋剛が描きました。『薔薇の名前』はウンベルト・エーコ Umberto Ecoさんのミステリー小説 です。

一部の人が社会的地位を守るために知を独占する
愚かさを説いた記事に添えたイラストです。
引用した小説『薔薇の名前』をイメージ。→blog記事

たい焼きblogの記事「フィルム・ノワールの原作に慄」のために描いたイラスト。シンプルなデザイン。白地の背景に、手書き風のフォントでfilm noirと書いてあります。その下に、noirのNの字をデフォルメした同じ黒色の線。矢嶋剛が描いたイラストです。

ちょっと怖くなる犯罪映画、フィルム・ノアール。
面白い。原作小説を読んだら、もっと面白かった。
機会があったら!と思って描きました。 →blog記事

ブログ・矢嶋ストーリーnewsの「お盆 = おかえり の楽しみ方」という記事のOGP画像です。 この記事は、日本の良き習慣であるお盆 Obon を紹介してます。 ですから、画像はお盆の良いとことを描いたイラスト。お迎え火と 送り火にのときに焚く煙は、炮烙の上で燃えるおがらから立ち昇っています。 その煙の左に「お帰りなさい」の文字が置かれています。矢嶋剛・画。

お盆って日本のハッピータイム。天に昇った家族が
年に1回、家に遊びに来てくれる。楽しんで!
こうすればOK!お伝えしたくて描きました。→blog記事

たい焼きblogの記事「本を贈るについて」に載せたイラストです。羊皮紙に文字を書いたようなイラスト。その文面は"Felicitació, del dia de Sant Jordi. Happy Sant Jordi's Day. 23 avril est le jour de Sant Jordi."となっています。その日本訳がその下に書いてあります。「 4月23日はサン・ジョルディの日です。ステキな本を愛する方へ。」矢嶋剛のイラストです。

大好きな人へ本を贈る。ご両親に。お子さんに。
友だちに。気軽に贈る。花と一緒に。ワインの
代わりに。そんな気持ちを描きたくて。→blog記事

たい焼きblogの記事「サイト引越して404エラーページ制作」に載せたP画像です。 矢嶋ストーリーの404エラーのページの一部が描かれています。 イラストの鯛焼きが「申し訳ございません。…」とお詫びをします。 アクセスいただいた方に対するせめてもの気持ちです。矢嶋剛・画。

矢嶋ストーリーのサイトを引っ越したときに描いた、
404エラーページのイラストです。いつの間にか、
ロゴになった、たい焼きがお詫びをします。→blog記事

たい焼きblogの記事「あたしンち 母が最高」に載せた落書きです。あたしンちの母の似顔絵です。スケッチブックに描いた母の笑顔が画像の中心にドーンを1つ描かれています。矢嶋剛が描きました。

これは色鉛筆で。大好きな「あたしンち」の母の
似顔絵をスケッチブックに描いてみました。
あのストレートな母が大好きなのです。→blog記事

たい焼きblogの記事「台詞音読、近松作品など」のために描いたイラストです。日本を代表する浄瑠璃・文楽の戯曲作家、近松門左衛門さんの顔をマンガチックに描きました。この近松先生が「」「アァ~」と声を出しています。セリフを音読しているのです。このイラストは矢嶋剛が描きました。

言葉って声に出すと輝き始める。その魅力を感じたくて
近松門左衛門さんの浄瑠璃のセリフを読んでます!って
話を書いたときに添えました。→blog記事

そろそろお腹いっぱい?

いつまでも観ていられない。
それが素人(わたし)の力量です😂

お恥ずかしいー!

では、この辺で。👋🏾


よかったら記事もお読みください。

      矢嶋ストーリー
          矢嶋剛

本日の作品リストです

エリア・マーケティング 3.0

矢嶋ストーリー作品、marketing 1coin series『地域発展の原理と8つのプラン』の表紙(カバー)です。文庫本スタイルの縦長の表紙です。輝くような白色が背景です。その中央に丸みを帯びたゴシック調の太い文字で本のタイトル『地域発展の原理と8つのプラン』の文字が置かれています。その下にある町の全体を描いた地図が載っています。地図は詳細を略したイラストなのでどこの町かは分かりません。分かったらすごい。当ててみてください。このイラストの下には著者矢嶋剛(Takeshi Yajima)の文字が書かれています。これらのイラストと装丁は著者自身がデザインしました

みなさん こんにちは
Hi friends!

今日は「エリア・マーケティングの今」
っていう話を書こうと思います。

1990年頃に盛り上がった初期(1.0)。
2000年頃に地域再生論へ転じ (2.0) 、
日本でも人口減少が始まった2008年を経て、
高齢化、観光国化、過疎化、
東京一極集中を前提に、
今、エリア・マーケティングは次の段階
(3.0)へ脱皮。そんな気がしているのです。

いったい、どういうことなのか。
その辺りをざっくり書きます。

それは新作
『地域発展の原理と8つのプラン』
書いた動機でもあるのです。

では、さっそく。
コンテンツは以下の通りです。

ではさっそく。
時計の針を1990年に戻して、
エリア・マーケティングが
盛り上がった頃の話をしましょう。

初動 エリア・マーケティング 1.0

マーケティング
(お客様😊を目指すアクション)に
もっと地域の問題を!

その機運が
エリア・マーケティング area marketing を
花咲かせました。

1990年頃の話です。
当時の日本はバブル経済の終焉期。
以後、不景気に転じていくのですが、
みんなまだまだ新しい消費に意欲満々。

おしゃれな場所、気になる所へ
出かけたい。

そう思っていました。
東京では隠れ家的スポット
(隠れ家という言い方、流行りました)
代官山、下北沢、奥沢、西荻窪あたりが
注目を浴びていました。

一回も行ったことがない。
でも、ちょっとオシャレらしいよ。

そういう街が話題でした。
新宿や渋谷、池袋は危機感を抱きました。
(とくに百貨店が悩んでいました)
若い世代に見捨てられると思ったのです。

流れで
「人は今、どこへ行きたい?」が
マーケティングの問題になりました。
その解決の糸口を求めて、
エリア・マーケティングに注目が集まりました。
学界では室井鐵衛さんが代表的な論者でした。

もちろん、それ以前にも、
マーケティング論では
地域の問題を扱っていました。

でも、それは…。
アメリカの広大な大地が舞台で、
都市Aの商圏(お客はどこから来店するか?)の
範囲の推定方法がメインテーマで、
都市Aと都市Bの中間にショッピングセンターを
作ろうよ!みたいな出店計画支援みたいで。

日本の問題意識に合わないし、
ひどくツマラなかった。
だから無視されてきました。

エリア・マーケティング(日本発祥かも)は
そこに登場したんです。

消費者の来街行動に焦点を当て、
「下北沢に遊びに行く人は、
 新宿にも行くのだろうか。
 吉祥寺に行くのでは?」
な仮説を次々に調査しました。

インターネットも
ビッグデータもない時代です。

なのに、アンケート調査と
データ解析技術を駆使して
面白い事実を世に提供しました。

実はわたしも。
研究所で消費者行動分析を
していた頃、いろいろと→🔗

で、繁華街について
いろんな議論がなされ、
(カッコつけて「都市論」と
 呼ばれていました)

田園都市とは?
コスモポリタンとは?
なんて抽象論に拍車がかかり、
現実味がなくて、みんな飽きてきて。
エリア・マーケティングは
いったん勢いを失っていきます。

これが初期(1.0)の概要です。

しかし地域は重要なテーマ。
いつまでも放って置けるはずもなく
再び話題になり始めます。

ただし手垢の付いた
エリア・マーケティングという言葉は
使われなくなります。
看板を「地域再生論」に取り替え、
「その土地を想う」
「その土地を論じる」
に興じていきます。

そう。2.0が始まったのです。

転換 2.0へ

エリア・マーケティング2.0では
個々の土地について熱く語る!が
基本のトーンとなりました。

2000年頃からの動きです。

人々がどのような地域へ行くか?
なぜそこへ行くか?
な実態究明には関心を向けず、

わたしが気になる地域、
わたしが好きな地域を
「ここ見て〜」的に
PRする風潮が強まりました。

関連する本がたくさん出ました。

山本容子さんの『東京五十景』(2004年)
中沢新一さんの『アースダイバー』(2005年)
荒木経惟さんの『トーキョー・アルキ』(2009年)
都築響一さんの『東京右半分』(2013年)
藻谷浩介さん&NHK広島取材班の
『里山資本主義』(2013年)

テレビ『ブラタモリ』は2008年から。

あぁ、こんな町、好きだなぁ。
こういう景色に惹かれるなぁ。
あんなところで暮らしたいよね。

そういう実例(固有名詞)が
数多く紹介されました。

だったら真似しちゃおう。
日本各地が動き出しました。

田舎にベーカリー。
古民家カフェ。
地元食材を使うレストラン。

小京都。小江戸。宿場町。
シーサイド。リバーサイド。
ワイナリー。ご当地スイーツ。

観光地が変わりました。
多くの人が訪れました。

集客が大目標になりました。
土地それぞれのストーリーが出来ました。
イベントのお知らせをネットでしました。
パワースポットが話題になりました。

それが
エリア・マーケティング2.0。

土地を熱く語り、
人気の出そうな施設を作り、
あらゆる手を使って集客。

みなさん、かなり成功しました。

でも、その陰で…。
地域の基盤を揺るがす事態が静かに進行。

日本の人口は長期的な減少期に。
(2008年から。総務庁は2011年説を
 唱えていますが、遅いと思います)

社会は世界一の超高齢化。
労働人口が不足。人不足。若者減少。

技術大国になれず観光国化。
国民の多くは豊かさを失っていく。
(一泊6万円のホテルなんて無理!)

仕事を求め、人々は都会へ。
東京一極集中。地方は超過疎化。

さぁ、どうする?
人気の観光地になれました!で
喜んでいる場合じゃない。

という危機感が徐々に強まり、
今、エリア・マーケティングは
次の段階へ脱皮しようとしています。

そして 3.0へ

で、
エリア・マーケティング3.0へ。

メインテーマは地域の発展です。
努力しないと地域が持たない。

過疎に悩む地方も。
人口集中で揺れる都心も。

地域を想ってくれる人が
絶対的に不足しているんです。

実例を挙げます。

政令指定都市、神奈川県川崎市。
人口155万人(2025年3月時点)を
誇る自治体で最近、町会が解散しました。
タワーマンションが林立する地域にある
町会です。その町会に参加する人が
いないんです。

タワマンには大勢住んでいるけど、
地域を想う人はいない。

ラタネさん&ダーリーさんの本
『冷淡な傍観者』を彷彿とさせるような
現実が今、日本の地域を襲っています。

仮住まい。他人と関わりたくない。
お金ない。時間ない。クール。

いろんな要因が
地域を想う人を減じていきます。

放置すれば、地域はダメになります。

確かに目の前に、その地域はあるんだけど、
その地域を想う人はもう誰もいないんだよね。

そうなったら、おしまいです。
なんとか防がねばなりません。

この問題に立ち向かうのが、
エリア・マーケティング3.0。

わたしは、そう思っています。

だから新作、出しました

地域を想う人を増やす。
そのためのプランを記した
『地域発展の原理と8つのプラン』。

矢嶋らしく、矢嶋ストーリーっぽく、
お金をかけずに実行可能なプランを
8つ載せてみました。

「おばあのお店が多めの地域」
「レコードが聴ける地域」
「みんなダンスな地域」
「花壇アートな地域」ほか

4つのプランが載っています。

エリア・マーケティング3.0の
本質に関連する、
地域発展の原理も解説します。

本書の文中に
エリア・マーケティングという言葉は
出てきませんが、このブログ記事を
お読みになったみなさんは、
「この本はまさに3.0だ」ということを
納得していただけると思います。

作品ページはこちらです。→🔗

電子書籍なので、
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