矢嶋ストーリーの矢嶋です。
今日は、英文和訳について
書こうと思います。
英文を終わりまで読んでから
意味を考え始める英文和訳は変!
高校受験の頃から思っていました。
ネイティヴの人は英文を
前から順に理解しているはず。
“Let’s go to London.”は
「一緒に、行こう、ロンドンへ」
なはず。
だからネイティヴと同じ感覚で
前から順に英文和訳しています。
勝手に「順番和訳」と呼んでいます。
そんなわたしの英語勉強法。
慣れてくると、こっちのほうが…。
そんなアレコレを書いていきます。
話の流れは⤵︎
では早速。
順番和訳 しています
前から順に訳します。
どいうことか、
あらためて説明します。
Let’s go to London. なら、
「一緒に、行こう。ロンドンへ」。
と訳します。
受験勉強訳
(=文を終わりまで読んでから
全体の意味を考えて訳す)
だと、
「ロンドンへ行こう」
になりますが、
この訳、
英文の感性とは違う
と思うんです。
というのも、
英語で話す人、聞く人、
英文を書く人、読む人は
英語のフレーズや文章を
前から順に理解しています。
Let’s go to London. は、
①Let’s → ②go → ③ to London. の
順番で理解。
そのとき、頭の中では
最初の Let’s で
「一緒にやろう!」判明。
続く go で
「行こう」判明。
最後の to London. で
「ロンドンへ」判明。
な情報処理が順番に
おこなわれているはず。
この生理に素直に従えば
「一緒に、行こう。ロンドンへ」
が自然。
「ロンドンへ行こう」
よりマシ。そう思うんです。
前から訳すと
ですから勝手に 順番和訳 。
すると、発見多々。
“I love you.”
で盛り上がれます。
この文、受験勉強訳だと
「わたしはあなたを愛しています」
になりますが、順番和訳なら…
「わたしは愛しています。あなたを!」
になります。
最後に「あなた!」が判る。
このドキドキで、盛り上がれます!
なぜ、ドキドキするかって?
だって、もしかしたら…
I love Kaori. (げ、わたし、じゃないの!)
に、なるかもしれないじゃないですか。
このドキドキ、ハラハラを
ネイティヴの人は楽しんでいるはず。
こっちも楽しみましょう。
“Coming soon” も楽しめます。
最初に現れる Coming 。
意味は
「(むこうからこっちへ)
近づいてくる」 。
ということは…
Coming だけでは
近づかれている人には
「何が?」が見えていない。
「あと、どのくらいで到達?」も
わからない。
目隠し状態で、
Coming Coming Coming
されちゃっているわけです。
まるでホラー映画。
(cf.貞子の「きっと来る」)
高まる緊張感。
(cf.Mr.マリックの
「来てます、来てます」)
で蓋(ふた)を開けたら、soon 。
なんだ、soon か!
「まもなく」か。
なんか緊張して損しちゃった。
やられた~!
なんだよ、soon って。
ネイティブの人、たぶん、
こんな感じで、
“Coming soon”
を受け止めているはず。
この緊張の緩和を
わたしたちも
感じちゃいましょ!
現在完了に強くなれます
順番和訳を心がけていると、
他にも良いことがあります。
過去形、現在完了形に
強くなれます。
というのも、順番和訳って、
英文の最初をすごく意識するから、
is(現在形)、 was(過去形)、
will be(未来形)のような違いに
敏感になってしまうんです。
He is と聞いて、
「彼は(今、◯◯状態)」ってことだな。
He was と聞いて、
「彼は(だった、◯◯状態)」ってことだな。
◯◯って何?
そんな先読みをする習慣が身に付くのです。
そして、
He is dead. 彼は、今→死んでいる。
He was dying. 彼は、だった→死んでいく。
みたいな感性で英文を読むようになります。
同じ調子で、
I am →「わたし、今、…」か!
(現在形)
I was →「わたし、だった、…」と来たか!
(過去形)
I’ll be →「わたし、これから、…」だな!
(未来形)
I’ve → 「わたし、今もずっと…」だな!
(現在完了形)
I’d → 「わたし、だった、ずっと…」だな!
(過去完了形)
みたいな感覚で
英文を感じることが
出来るようになります。
歌を訳すと こんな感じ
そんな順番和訳。
慣れっこになって、
勢いで、ときどき。
曲の流れ。
その中に渦巻く原詩の感情を
日本語で歌いたいなぁ!
を目指して、歌詞を訳します。
ABBAアバの曲
“The Winner Takes It All” なら…
まずは詩を
順番通りに訳します。
I’ve played all my cards. は
歌詞が耳に入ってくる順番通りに
I’ve. (:わたし、ずっと)
played (:プレイ)
all (:全て)
my. (: わたしの)
cards. (:手札で)
と訳します。並べると、
わたし、ずっと プレイ 全て わたしの 手札で
になります。
ところが、この箇所、
I’ve played(間) all my cards.
アィプレィド(間)オーマィカーズ
って、あっという間に歌唱終了。
(原曲を YouTube でどうぞ)
先の訳詞、
わたし、ずっと プレイ 全て わたしの 手札で
では尺もリズムも合いません。
そこで改造。短くします。
取り敢えず、2回出てくる「わたし」の
最初のやつを削ります。すると、
ずっと プレイ 全て わたしの 手札で
になります。
ここでテスト。歌います。🎙️
ずっと プレイ 全て わたしの 手札で
アィプレィド(間)オーマィカーズ
まだ長い。
で、(間)の前、
アィプレィド(間) を
ずっとプレイ(間)
に。これなら、なんとか歌えそう。
続いて、(間)の後ろ、
オーマィカーズ を…
と思ったんですが、これが難問🙀
全て わたしの 手札で が
うまく縮められない。
悩んだ末に、全手札で に短縮。
I’ve played(間) all my cards.
アィプレィド(間)オーマィカーズ
ずっとプレィ(間)全手札で
に落ち着きました(笑)
変な日本語ですけど、
そこは諦めています。
その恥ずかしの完成版 →別記事
順番和訳で遊んでいます。
矢嶋ストーリー
矢嶋剛
P.S.
この順番和訳、高校受験の頃から
試していますが、予備校の模試では
見事に×。受験では使用しないで!
英語好きな人は試してみて。
ロック🎸な歌詞は合ってる気が。
わたしは気に入ってます。