本音が分かる観察調査、簡単なので、事例付きガイドブックを作りました。

みなさん、こんにちは
 
今日は観察調査の話を書きます。

観察調査って、人々を眺めるだけ。
なのに本音が理解できる
優れた社会調査の方法です。
(あとで詳しく説明します)

しかも簡単。費用ほぼゼロ。

ふだん使いの
消費者調査や顧客調査として
気軽に利用できます。

ですから観察事例付きの
ガイドブック『観察調査のすすめ』を
書きました!

そんなお知らせも兼ね、
観察調査の優れた点を
ご紹介したいと思います。

コンテンツは以下の通りです。

では早速!

人は本音を隠します

自身を想うと分かります。
人は本音を隠します。

「この上司、口臭いけど、
 教えると臭うから
 笑顔で遠ざかろうっと」

「あ、このタレント、嫌い。
 でも好きな子が居るから
 何も言わないでおこう!」

ですから、当然、
お客様としても。

店員 「ご満足いただけましたか?」
お客様「はい🙂」
   (大したことないわね!😏)

店員 「行き届かない点があれば…」
お客様「とくにありません😄」
   (ダメなところだらけ。
    でも教える義務ないし😑)

その場を無難にやり過ごし、
波風立てず、面倒を回避。

それが今の礼儀であり、
風潮です。

よほど強い信頼関係がない限り、
人は本音を言ってくれません。

企業のトップが
なんでも言ってくれる人を
傍に置きたがるのは、そのため。

彼らが心配しているは
裸の王様状態↙️。

心地よいニュースばかり
聞かされていると、
現実(本音は不満ばっかり)から
どんどん遠ざかっていって
ある日突然、
そして誰もいなくなった。
😱😱😱

このドツボにハマりたくない。
でもお客様は本音を隠す。

どうしたら
いいんでしょう?

眺めてみると(観察調査入門)

解決のヒントは、あの有名な童話
北風と太陽』に。

旅人のマントを脱がそうとする北風。
でも北風が冷たい風を吹けば吹くほど、
旅人はマントを脱ごうとせず…。

本音も同じ。
聞き出そうとプレッシャーをかけるほど
人は違うことを答えます。

「もう今日は本当のこと、
 教えてくださいよ」

「あなたが言ったなんて
 誰にも言いませんから」

促すほど、相手は警戒します。

ですから逆転の発想。

本音が聞ける空間に
あなたが
身を置けばいいのです。


身を置いて、
聞き耳を立てる。

誰が何を言ったか?
どんな表情をしたか?を
その眼で目撃する。

そうすれば本音に近づけます。

ですから眺めてください。

社会調査っぽく言えば
観察調査してください。

眺めてみると(=観察調査すると)
いろんな本音が見えてきます。

カフェに行けば、
人がどんな空間を望んでいる?が
分かります。
(hint:一人のお客様に注目!)

通勤電車に乗れば、今どきの
プライバシーとプライベートに
ついて多くを学べます。

ですから
眺める(観察調査)を
おすすめします。

やってみましょう(調査スタート!)

眺める(観察調査)は簡単です。

ただ眺めればいいのです。

準備も専門知識も要りません。
やってみてください。

人々が本音を見せそうな場所に出かけて、
気になる人を眺めてください。

さきほど挙げた
カフェと通勤電車は
発見が多い場所なので
初めての人におすすめ。

あなたも
今日から
観察調査。


人々の本音を感じてください。

「でも、どうやれば?」と
思う人も多いと思います。

そこで、わたしの経験を
お裾分けします。

ライフスタイルや消費者行動を
研究しながら、自由気ままに30年、
人々の本音を眺めてきた経験は
初めての人の参考になりそう。

そう思ってまとめたのが
『観察調査のすすめ』です。

作品ページ🔗もあります。
わたしの観察事例付き。
気になる人はご一読ください。

誰でも調査 お気軽に!

今日ご紹介してきた観察調査。
この「眺める」を使って、
どんな人でも、あらゆる企業が
人々の本音に近づければいいな!

そう思っています。

「お客様の本音を調査!」
なんて構えると、

多くの人の賛同🆗🆗🆗とか、
予算💰とか、モロモロの作業とか、
いろんな圧🪨🏋🏽‍♂️が頭をよぎり、
実施を躊躇しがちですが、

「眺める」ならば、お手軽お気楽。
すぐに、勝手に、即実施。

誰でも調査!

なんか凄くないですか!🥳


ちょっと専門的なことを書くと、
人々の意識や行動を調べる
調査方法には

・社会全体の傾向を探る
 アンケート調査
 (例 世論調査 おこづかい調査)

・個人の深層心理に迫る
 デプスインタビュー調査
 (例 離婚の苦しみを探る)

・ワイガヤなおしゃべりの中から
 本音を収集する
 グループインタビュー調査
 (例 ダイエット失敗談)

そしてご紹介してきた
観察調査があります。

調査にはそれぞれの良さがあり、
観察調査の良さは、

・気軽に本音に近づける
・本音を生んだ空間や状況も分かる
・いろんな人を対象にできる

だと感じています。

「他の調査方法に比べて 
観察調査なんて!」と
軽視する学者もいますが、
(詳細はこの記事🔗で!)

学者界の科学的様式よりも
本音に迫れる!が大事な
わたしにとって
大したことではないので
気にしたことはありません。

というわけで(結語?)

本音に気軽に近づける
観察調査、
ぜひお試しください。

        矢嶋 剛

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