欠片 ケッペンと読みたいなぁ

 

翻訳を読んでいて、そこに使われている言葉に
ドキッとすることがあります。

違和感というか、何かが引っかかって
戸惑うのです。

 

「欠片」という言葉もそうでした。

この訳語は、
ロックバンド QUEEN のギタリスト
ブランアン・メイ Brian May の
インタビューに登場しました。

 

インタビューでの印象

インタビューから伝わってくる
「欠片」のイメージは
彼の内面を構成する全体から
砕けて飛び去った何か。

 

内面から出て行った?
失った lost ? has lost?

見つからない、ほんの小さな…。

小さくても、大切な何か。

 

そうだとすれば、元の英語は

fragmentsplinter か。

fragment なら、バラバラな感じ。
splinter なら、刺さる感じ。

 

わからないけど(他かもしれない)
ブライアンは何かを用い、
翻訳者はそれを欠片と表しました。

 

「欠片」のイメージ

欠片。読み方は「かけら」。

その元語は、
piece であることが多いのですが、
この言葉は部分感(しかも正規)が強い。

そのpiece、
飛び去っていった心象から遠い。

凹凸を組み合わせるジグソーパズルの
1つ。あのイメージ。

 

ですから、もし、piece だったとしても
今回は「ケッペン」と読みたいなぁ。

記事を読んでいて、そう感じたのです。

 

言葉って 奥深い

念のために書き添えておきます。
この翻訳が間違っているとか、
そんなことを訴えているんじゃないんです。

むしろ反対。この記事の訳はいい。
言葉が感情を持っています。

ですから、「欠片」に戸惑うことが
できたのです。感謝したいくらい。

 

感情や観念を表す言葉。
その選び方、放ち方、どても奥が深いです。

対照的に、最近のメディアには
親しみやすい言葉ばかりが並びます。

お決まりの表現は、何か大事なところを
捨てている。そんな感じがするのです。

 

 

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