君は、メッシ・スクールを見たか?

FIFAワールドカップ2018 が終わった。

大会中、メッシが悪い、メッシの調子が…
と嘆いたメディアやファンは、
対フランス戦をもう一度よく見てほしい。

今大会のアルゼンチン代表の弱さは、
中盤の14番と7番が原因だ。
(注:メッシ以外の選手は背番号で書く)

フランス戦もそうだった。
ボールを受け取って暫く考える2人は、
フランスに防御をする余裕を与え続けた。
前線に早くパスを出すだけの
感性と体力がなかった。

2人は、仕方がないから
後ろの3人にパスをした。

もらった3人もどうしようもなかった。
14番と7番に再びパスしても
ボールが戻ってくるだけだから。

この閉塞を打ち破ろうとして
後ろの3人は
自分で中盤を突破しようと試みた。

フランスは、この猪突猛進を冷静に眺め、
カウンターを仕掛けた。
 
 
この惨状を見かねたメッシは、

試合の途中から中盤に移動した。
彼は、ポジションを自らMFに替えた。
14番と7番の代役を買って出たのだ。

そしてメッシは、
ゴール前にあがる選手がシュートを打てる位置に
絶妙のパスを出し続けた。

アルゼンチンの2点目は、その典型だ。
  
あのとき、メッシは
2番が足を出せばゴールできるポイントに
ボールを送った。
あれは、記録に残らないメッシのシュートだ。

このゴールで、
アルゼンチンはフランスをリードした。
この時点で、
「こうすればフランスに勝てる!」を
知ったはずだ。

しかし、修正を徹底できなかった。
メッシが杞憂した最悪のパタン、
14番と7番にお任せ戦術に戻った。

メッシにしてみれば、
「こうすればいいのさ。信じてるよ!」
だったのかもしれない。
しかし、14番と7番には無理だった。
 
 
アルゼンチンは勝利の方程式を捨てて、
自滅の道を選んだ。

フランスにすれば不思議だったろう。
そして、自らの幸運に歓喜したはずだ。

フランスは、アルゼンチンが怖くなくなった。
余裕を取り戻したフランスは2点目を取り、
3点目、4点目を加えた。

最後のゴールはアルゼンチンが決めた。
フランスが4点を取った後、
メッシは再びMFとなり、
「ここで合わせたらゴールできるよ!」に
ボールを送った。
そして、19番がヘディングシュートで決めた。
 
  
  
これが
フランスvs.アルゼンチン戦の顛末だ。
 
 
この試合は、メッシの凄さを
物語っているように思う。

メッシは、
行き詰った代表チームに
「どうすれば勝てる」を教えた。
そして見事に、証明してみせた。
それも、ワールドカップの試合中に。

こんな事をできる選手が
他にいるだろうか?
  
すべてが
メッシ・スクールのようだった。
 
 
※今回は、常体で書いてしまいました。
 メッシの熱が、そうさせた?