ゲド戦記・全6巻の世界

不思議と遠い作品でした。
  
スタジオジブリが…映画化が…を耳にしても、
友人が薦めてくれても、心は動かず。
 
しかし、目の前に実物をドンと積まれ、
ようやくページをパラパラ。
 
でも、第1巻『影との戦い』は…。
 
主人公ゲドに、生まれつき魔法の才能があり、
魔法を憶え、それを使って…。
 
これってRPGの元ネタ?という展開。

さっそくのウンザリ気分でしたが、
RPGと違ってボスキャラが出てこない…
 
に気づいた辺りから楽しくなり始めました。
 
ハマったのは第2巻『こわれた指環』。

読んで、天が晴れたような気持ちに…。

ゲドは主人公ではなくて、
ゲド戦記が語られる「アースシー」という世界
(地図アリ)こそが、物語の中心だったのです。
 
かくしてゲドは…
ヒーローの座から降り、姿を隠し、
静かに生きていきます。
 
(つまり、ゲド戦記は、
 ゲドでも戦記でも無くなります)

(物語の原題 Earthsea に
 静かに戻っていくのです)
  
だからこそ、
多くの人の心を
惹きつけるのだと思います。
  
最終巻(第6巻)までお読みください。
岩波少年文庫です。